カテゴリ
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/甲州文庫
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請求記号
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甲093.2-114
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書名
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天保騒動科人百姓家格出入一件
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テンポウソウドウトガニンヒヤクシヨウカカクデイリイツケン
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著者名
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平左衛門妻せい/共作,佐々木道太郎,又兵衛妻勢ごく,久須美佐渡守
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出版地
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真木村(山梨県)
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出版者
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平左衛門妻せ/ヘイザエモンツマセイ
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出版年
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嘉永
3年
1850年
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形態
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形態1:竪 形態2:原 大きさ:28 枚数:16チョウ
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注記
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解説:この史料は、江戸時代末期の嘉永3年(1850)に天保の大飢饉の騒動によって追放人となった2人の者の妻が、時の老中(ろうじゅう)阿部伊勢守正弘に騒動の真実と「年寄」肩書き異議の訴訟推進のため直訴(じきそ)した書状の写しである。
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内容紹介
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詳細解説:天保騒動は、天保4年(1833)から7年(1836)にかけての冷害・洪水等の自然災害によって農作物が不作・凶作となり大飢饉にみまわれ、一揆や打ち壊しなどが全国で起きた。この古文書は、都留郡真木村(つるごうりむら、現・大月市)での騒動に関わる一件である。内容は、天保7年に飢饉のため全村民による騒動が起こり、村民が相談して年寄格であった栄五郎という又兵衛ほかが騒ぎたての罪をかぶることとなった。彼等の処罰は、「所払(ところばらい)」という追放刑であったが、村民の身代わりとなったため村役人は、彼等を村に留めた。しかし、弘化2年(1845)に両人の「年寄」という肩書きに異をとなえる「出入(でいり、訴訟のこと)」が起こり、刑の執行がなされていなかったことも分り召し捕らえられる。その後、5年を経過しても裁判が決着しなかったため又兵衛の妻せいと栄五郎の妻の美恵が差出人となり、裁判の早期決着を願いとする訴状を「駕籠訴(かごそ)」という非合法の手段で直訴した事件であった。
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キーワード
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大月市,真木村,年寄,駕籠訴,郡内騒動,天保騒動,訴訟,嘉永3年,阿部伊勢守,農民一揆,一揆
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資料番号
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0400007050
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甲州文庫区分
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古文書
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