カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲093.6-146
書名
甲府大地震之記
コウフオオジシンノキ
著者名
榊原越中守,冨永孫六郎,志満屋佐右衛門,小栗庄左衛門
出版者 出版者不明
出版年 嘉永 7年
1854年
形態 形態1:竪 形態2:原 大きさ:24 枚数:16チョウ
注記 解説:嘉永7年(1854)におきた大地震の記録である。甲府における倒壊家屋の被害状況が街ごとに記録されている。また東海道筋、九州路および大坂での災害の記録もあり、大地震であったことがわかる。
内容紹介 詳細解説:嘉永7年(1854)11月4日朝、東海道沖が震源とされる大地震が発生した。この被害は甲州全域に及び、特に魚町・八日町・柳町を中心とした甲府市中の被害は甚大であった。この地震は江戸時代を通じて甲府においては最大のものであった。この日は夜にかけて36回ほどの地震があり、翌5日も地震は続き、勤番支配役所から「御救米」(おすくいまい)を支給するために各町名主に対し、潰小家、被災人数の調査が命じられている。本史料によると、375軒が全半壊、被災者は2037人に及んでいる。死者、怪我人は極めて少ない(『御用日記』によると死者女2名、怪我人男2、女5名)。さらに余震は15日頃まで続いた。この間の救済対策として勤番支配役所では、米・塩・味噌の拝借を許可している。本史料は、続けて東海・東山・南海道の被災地とその状況をも書き連ねていて、興味深いものがある。
キーワード 甲府市,甲府,安政大地震,御救米,災害,天災,倒壊家屋,救済措置,罹災者数,地震報告書
資料番号 0400121760
甲州文庫区分 古文書
本資料のURL

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