カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲096.8-118
書名
駅高其外取調帳
エキダカソノホカトリシラベチヨウ
著者名
柳町駅/作,添元締加藤溶作/作,年寄輿石宗三郎/作,元締加藤源六郎/作,甲府県御役所/宛
出版地 甲府
出版者 柳町駅/ヤナギマチエキ
出版年 明治 4年
1871年
形態 形態1:竪 形態2:原 大きさ:28 枚数:18チヨウ
注記 解説:本資料は、柳町宿の伝馬(てんま)体制における助郷(すけごう)村々の石高(こくだか)や柳町宿から距離ごとに村々を書留めている。また、隣接する東の宿場である石和宿と西の韮崎宿までの様子などを記しており、柳町の全貌を知るには重要な資料である。
内容紹介 詳細解説:甲斐の府中の柳町駅は、甲州道中の宿駅であり、また甲州と隣接する国々である信州・相州・駿州・武州への重要な宿場であった。柳町宿は、八日町・山田(ようだ)町(現・伊勢町)・三日町・連雀町・魚町・穴山町・近習町の七町が定助郷であり、緑町をはじめとする32ヵ町に東光寺をはじめとする16ヵ村の計48町と村が大助郷で、さらに、湯村をはじめとする29ヵ村が大々助郷であった。本資料はそのような柳町宿の伝馬体制における助郷村々の石高や柳町宿から距離ごとに村々を書留めたり、また、隣接する東の宿場である石和宿と西の韮崎宿までの様子などを記しており、柳町の全貌を知るには重要な資料である。なお、特に注意したいのは、宿立馬制が廃止されたので御用のときは雇馬で勤め、相対雇馬賃銭はお定め賃銭の18倍であると記されていることである。明治3年(1870)に甲府県の命令で上府中の増山町に遊廓が移され、旅籠屋の抱えていた飯盛女も移されたために柳町宿もその衰退は著しく、さらに、明治5年(1872)9月、甲州道中の各駅ごとの陸運会社が開業するとともに伝馬所・助郷は廃止され、宿駅としての柳町宿はその歴史的使命を終えたのである。
キーワード 甲府市,柳町,記録,助郷,柳町駅,甲州道中,運賃表,交通,明治4年,宿駅,宿場文書,道程,里程,賃銭表,村高
資料番号 0400187530
甲州文庫区分 古文書
本資料のURL

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