カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲096.8-159
書名
新河岸故障出入御裁許請証文
シンカシコシヨウデイリゴサイキヨウケシヨウモン
著者名
船頭惣代久左衛門/ほか作,問屋代庄兵衛/作,名主友七/作,名主政右衛門/作
出版地 鰍沢村(山梨県)
出版者 船頭惣代久左/センドウソウダイ
出版年 宝暦 4年
1754年
形態 形態1:竪 形態2:原 大きさ:27 枚数:15チヨウ
注記 解説:江戸時代になると、富士川舟運(ふじかわしゅううん)は、駿州・甲州・信州を結ぶ物流の大動脈となった。この舟運の繁栄は、新たな河岸(かし)の開設問題をひきおこした。この史料は、駿州の岩淵村及び蒲原宿(かんばらしゅく)と岩本村との間の訴訟文書である。
内容紹介 詳細解説:徳川幕府の命により、寛永12年(1607)、角倉了以が富士川を開削して駿河の岩淵までの舟運が始まると、甲州及び信州の物流経済は大きく発展した。この富士川舟運を利用する物資は鰍沢(現・鰍沢町)・黒沢(現・市川大門町)・青柳(現・増穂町)の三河岸を経由して富士川を上り下りをしたが、この駿州・甲州・信州を結ぶ舟運は、物資の大量輸送を可能とし、近世の流通体制を支える大動脈となった。この舟運が繁栄すればするほど、当然そこには運送業のメリットも多いはずである。本史料は、岩本村が新たに新河岸を設けて、甲州の業者を引きつけようとしたとき、甲州の三河岸と同様に、駿州の岩淵村や蒲原宿は重要な拠点であったので、既得権益が侵されるとして岩本村とトラブルとなったが、この裁許によって一件落着した。
キーワード 鰍沢町,青柳村,鰍沢村,黒沢村,運送,出入,訴訟,代官所,蒲原宿,舟運,河岸,船着場,宝暦4年,岩淵村,大屋杢之助,岩本村
資料番号 0400188264
甲州文庫区分 古文書
本資料のURL

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