カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲096.8-209
書名
丹波山新道一件願書
タバヤマシンドウイツケンガンシヨ
著者名
名主吉重郎/ほか作,名主八郎兵衛/作
出版地 丹波山村(山梨県)
出版者 名主吉重郎/ナヌシヨシジユウロ
出版年 慶応 2年
1866年
形態 形態1:竪 形態2:原 大きさ:27 枚数:13チヨウ
注記 解説:丹波山村が大菩薩峠の難所を避けて新道の工事を始めたが、甲州道中の石和宿外20宿は、青梅街道の通行が容易になると、甲州道中の宿経営に支障となるので、工事差止めを求めた訴訟をおこした。この史料は、工事差止め訴訟に対する丹波山村の慶応2年(1866)の願書である。
内容紹介 詳細解説:本史料は、青梅街道の大菩薩峠の難所を避けて、丹波山村が新道を開いているとして、石和宿他が訴えた件に対する丹波山村の返答書である。青梅街道は甲府から大菩薩峠を越えて、武州青梅に至る古道で、甲州道中の裏街道といわれた脇往還である。本史料は、前記のように、丹波山村が新道を開くことによって、青梅街道の歩行が容易になり、甲州道中の宿々の経営に支障があると、工事の差止めを求めたのは、石和宿他の宿(栗原・勝沼・鶴瀬・駒飼・黒垈・阿弥陀海・白野・中下の初狩・上下の花咲・大月・駒橋・猿橋・上下の鳥沢・犬目・野田尻・鶴川・上野原)であった。この丹波山村の返答書の中で、農業3に対して山仕事7の山村のくらしをはじめ、黒川金山の往時は人家が千軒あったという伝承や、大菩薩峠を介して行われていた無人交易の様子が記され、この道普請は、このような過疎地を発展させるものだとしている。
キーワード 丹波山村,古関村,精進村,九一色郷,交通,黒川金山,朱印状,石和御役所,石和代官所,訴訟,道路,流通,三帳村,伊藤仁左衛門,青梅街道
資料番号 0400189106
甲州文庫区分 古文書
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