カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲096.8-330-2
書名
中馬不当行為により荷物勝手附送り方願書
チユウマフトウコウイニヨリニモツカツテツキオクリカタガンシヨ
著者名
六兵衛/ほか作
出版地 河原部村(山梨県)
出版者 六兵衛/ロクベエ
出版年 天保 2年
1831年
形態 形態1:状 形態2:原 大きさ:28 162 枚数:1ツウ
注記 解説:この史料は、韮崎宿をかかえる河原部村から、諏訪伊勢守役所に出された中馬(ちゅうま)による運搬の安全を求めた願書である。信州中馬の無法ぶりを訴えているが、中馬による依存が大きかったことを示す史料である。
内容紹介 詳細解説:甲州と信州間の物流は、駿州から鰍沢を経由した荷物や、甲州道中を往来する荷物の輸送においても、早くから中馬による依存が大きかった。中馬とは江戸時代、信州地方で物資輸送の主力となった業者で、農間を利用して自己の荷物の運搬から始まった形態だが、次第に駄賃稼ぎを主として専業化した。宿継が義務付けられた伝馬と違い、付け通し運送であり、廉価でしかも速く安全であったので、甲州にも早くから入って来た。だが、素通りされる宿場とは利害が対立してしばしば出入(でいり、トラブルのこと)が起きたので、幕府は明和元年(1764)に中馬の慣行を公認した。甲州の流通史上でこの信州中馬の果たす役割は大きかったが、本史料が示すように、根強い人気と領主の保護を笠にきた中馬の中に、次第に横暴化する者も出てきた。途中で運賃のよい荷物があれば依頼の荷物を捨てたり、値段のよい駄賃荷物を売ってしまうなど、無法のし放題の者で、このような事態に対処するため、韮崎宿と信州との運輸の自由と安全を求めて、諏訪伊勢守御役所へ訴えた文書が本文書である。
キーワード 河原部村,巨摩郡,韮崎宿,運送,天保2年,宿駅,仲馬,流通,諏訪領
資料番号 0400192647
甲州文庫区分 古文書
本資料のURL

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