カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲096.4-16-4
書名
犬の生死書付町触
イヌノセイシカキツケマチブレ
著者名
五味五右衛門/共作
出版地 甲府
出版者 五味/ゴミゴエモン
出版年 貞享 5年
1688年
形態 形態1:状 形態2:原 大きさ:16 74 枚数:1ツウ
内容紹介 詳細解説:五代将軍徳川綱吉の治世に、「生類憐みの令」と呼ばれる一連の法令が出された。これは貞享二年(一六八五)から二四年間にわたって出し続けられ、一番初めのものは将軍御成の際に、その道筋へ犬・猫が出てもかまわないとして、犬・猫をつなぐことを禁止するものであった。翌々年には病気の牛馬を捨てることを禁じ、合わせて病人遺棄の禁止も命じられた。法令の対象となった「生類」は牛馬や犬を中心とし、虫などにも及んだが、捨て病人・捨て子禁止からも分かるとおり人間も含まれていた。時期を同じくして死穢について定めた服忌令が出されたことを考えると、「生類憐みの令」は無頼のかぶき者が犬を食うという風潮、野犬が捨て子を食い殺すといった風景を払拭させる狙いがあった。それは戦国遺風の残る社会からの転換を意味していた。犬に関してはその愛護とともに台帳への記載も命じられた。この史料は甲府における「生類憐みの令」の実施の一例であり、各町で生まれた犬の月日と毛色、および死亡した犬の月日と毛色を調査し、提出することを求めた町触である。
キーワード 甲府市,八日町,甲府,町年寄,生類憐みの令,動物,町名,町触,犬
資料番号 0400198388
甲州文庫区分 古文書
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