カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲092.8-137
書名
山梨県御巡幸沿道略図
ヤマナシケンゴジユンコウエンドウリヤクズ
出版者 出版者不明
出版年 明治 13年
1880年
形態 形態1:折本 形態2:木版 大きさ:20 7 枚数:13オリ
注記 解説:この史料は、上野原から現在の白州町教来石(きょうらいし)までの道路略図で、明治13年(1880)の明治天皇の行幸道である。略図には、戸数や住民の人員及び学校の生徒数などの記述もみえる。
内容紹介 詳細解説:明治天皇は、在位の前半期に6回の行幸を行っている。その時期は、地租改正などに反対した農民一揆、特権を剥奪された士族の反乱、基本的人権を要求した自由民権運動と、政府にたいする不満が激化したときにあたっていた。19世紀末をむかえようとしていた明治20~30年代、英・仏・米・露など欧米列強は、次第に侵略の牙を顕にむき出し、アジア・アフリカの弱小諸国・地域の獲得を本格化させはじめた。この様ななかで、政府は、資本主義と強い軍隊の育成という、国家基盤を構築する目標に向かって全精力を傾けていた。天皇の巡幸は、この国家目標を達成するための民心の慰撫と産業奨励の意味、特に地方有力者を政府陣営に引寄せる政治的意味をもっていた。明治13年(1880)、国会開設の要求が高まる中、山梨県から三重県、京都府におよんだ行幸は、皇居を6月16日、秩父宮をはじめ、大政大臣三条実美・参議伊藤博文・内務卿松方正義などの高官が随伴して出発し、県令藤村紫朗等の出迎えるなかを19日甲府に着き、3日間滞在して県下近郷近在の有力者と謁見したり、各地の名望家の家に立寄り、23日には台ヶ原から長野県に向った。
キーワード 明治天皇,行幸,巡幸,道路地図
資料番号 0400140463
甲州文庫区分 古文書
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