カテゴリ /甲州文庫
請求記号 甲092.9-242-1
書名
並山日記 目録
ナミヤマニツキモクロク
著者名
黒川春村/作
出版地 出版地不明
出版者 功刀亀内/クヌギキナイ
出版年 昭和 6年
1931年
形態 形態1:竪 形態2:原 大きさ:29 枚数:29チョウ
注記 解説: 並山日記は、幕末の国学者黒川春村(くろかわはるむら)が、嘉永3年(1850)に甲州市川(現市川大門町)を訪れるに際し、甲州の自然や神社仏閣を紹介した日記形式の紀行文である。なお、この資料は、甲州文庫収集者の功刀亀内氏の写本である。
内容紹介 詳細解説: この資料は、著者である江戸の人黒川春村(寛政11年~慶応2年 1799~1866)が、弟子にあたる甲州市川の紙問屋渡辺寿(号を春英という)を訪ねるため、嘉永3年3月12日の昼に出発し5月1日に江戸に戻るまでの50日間の紀行文の目録である。この目録は、序文2題と日記の目次である。序文には、黒川春村の立派な人柄なこと、この紀行文が大変優れてた作品であること、画家の亀岳を伴っての旅行だったことが書かれている。目録巻の一の最初に見える上布田驛(かみふだえき)は、現在の東京都調布市にあたる。ここから八王子驛、小仏峠を越えて現在の上野原から甲州に入峡している。目録に「驛」(えき)の文字が多く見られるが旅人などが泊まった宿駅のことである。その後、勝沼、塩山と名所・旧跡を旅行し、石和から目的地の市川に到着している。今に残る有名な神社や寺の名前が多く見られる。市川に滞在後は、鰍沢から身延、南部と進み、沼津、三島、箱根を経て江戸に帰っている。
資料番号 0400152484
甲州文庫区分 古文書
本資料のURL

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